態癖って何?
よくない生活習慣のことです。
耳慣れない言葉かと思いますが、顎口腔系の正常な成長発育及び顎口腔系の環境の安定、ひいては全身のバランスの恒常性に大変重要な意味を持つ言葉です。
簡単に言えば癖のようなものですが、その中には一般的に歯並びに良くないとされている、指しゃぶりや舌癖のほかに、たとえばほおづえ、偏側咬み、うつぶせ寝、睡眠導入時のうでまくらや頬に手を当てるしぐさ等々、非常に些細に思われる癖も含まれます。又、身体全体にねじれが出るようなショルダーバッグによる癖なども口腔に影響がでます。
人間は本来、生まれてきたときにはほとんど左右対称な形でこの世に生を受けるのです。しかしながら、後天的な、些細な力の組み合わせで体は少しずつ非対称に傾いていくのです。
つまりは、できる限り早い時期にそういった、良くない成長バランスにつながる力を取り除いてあげることが顎口腔系の、また全身の、バランスよい発育のために大切なことなのです。
そして、気づいたときにやめるように努力していくことが大切です。
何十年もかけてできたゆがみは、やはり、本来の姿に戻るには莫大な時間がかかります。一朝一夕に治るものではありませんが、日々のご自身の治そうと思う意識が最も大切な良い力となります。
態癖と一言で言いましてもその波紋は様々な形で現れます。
たとえば歯列不正、歯列の変形、歯肉の退縮、歯槽骨の吸収、顎位のゆがみ、顎関節症、顔面のゆがみ、果ては全身のゆがみ。。。
顎関節症を訴えられる大半の方にはなんらかの態癖があるという事実もあります。
顎位や顎関節の安定した状態を、態癖によって奪ってしまっているのです。
あなたには何か思い当たるような癖はありませんか?

- 症例その1
- 偏頭痛、耳鳴り、重度の肩こり、足の痺れ、食いしばり
- 症例その2
- 虫歯や歯周病になりやすい。自然にくいしばってしまうため常に歯が痛い。歯ブラシが隅々まで届かない。
- 症例その3
- 前歯が深く咬み込んでいる。前歯が飛び出している。くいしばる癖がある
- 症例その4
- 前歯で食べ物が咬み切れない。顎が角ばっている(えらが張っている)
- 症例その5
- 前歯が出っ張ってものが噛み切れない。口を閉じるのに余分な力が入る。
- 症例その6
- 二重顎、左の顎関節で音がする。身体に歪みがある。頭痛
- 症例その7
- 前歯で食べ物が咬み切れない。発語が正しくできない。消化器官の調子が悪い
- 症例その8
- 小児:身体が傾いてしまっている。前歯が飛び出している。口を閉じづらくいつも口をあけている。
- 症例その9
- 小児:歯並びの幅が小さく永久歯が入りきらない。重なりが大きく虫歯になりやすい
